
個人で勝負をしていく現代人に向け、自己ブランドの発見から確立、
確立後の「場」の提供まで、自己ブランディングの総合スクールです。
HOME > 特別インタビュー
本日は、自己ブランドをテーマに起業家を支援するプロジェクトを立ち上げた(株)ファーマント代表取締役遠山善英氏と、(株)船井総合研究所の主任経営コンサルタント大山広倫氏のお二人をお招きし、「自己ブランドと起業」をテーマに対談をしていただくことになりました。「自己ブランド」についてあまり聞きなれない方も多いかと思います。自己ブランドという言葉は、わが国ではどの程度まで認知されているのでしょうか?
欧米に比べると、その認知度は決して高いとは言えないと思います。言葉を変えれば相当に認知度は低いですね、たぶん。ただ少しずつ確実に、日本にも浸透し始めてきているのは間違いないです。
そうですね。バブル崩壊以降、終身雇用に代表される「会社による職の保障」が音を立てて崩れ始めました。相次ぐ大型倒産を目の当たりにして、勤め人も、個人に力をつけなくては時代に生き残れないのではなかろうか、という危機感を覚え始めてきたのです。そこで急速に個人の力の重要性がクローズアップされてきたのです。それを境に、一般のサラリーマンの方たちにも「自己ブランド」というものの重要性が認知され始めたのだと思います。
それに加え、我々の身の回りに起こった環境の変化も大きい要因ですね。具体的に言えば、近年のIT技術の目覚しい進歩と、ブログの普及などに代表されるインターネット世界の出現です。個人の力を発揮できる機会が増えたことによって、自己ブランドに関する関心も高まってきています。
また、「自己ブランド」は一般のサラリーマンの方にも必要なものですが、特に私たちのような経営者に必要なものだと考えております。なぜなら、経営者はその個人そのものがブランドでなければ、その経営している会社は成り立たないからです。それと同時に、企業を考えていらっしゃる方にも非常に重要な要素であると言えます。
自己ブランドは特に経営者や起業家の方に必要であるとのことですが、実際にはどのような形で遠山社長の事業に生かされているのでしょうか?今まで取り組まれてきたことを教えていただけますか?まず、会社創業の経緯からお願いします。会社設立から何年目ですか?
はい、弊社は会社創立から16年目を迎えます。おかげさまで、ギフト商品の卸を軸として1990年に始めた事業が今(2006年)まで継続できています。個人創業から数えると20年目です。
この会社創立16年を迎えられたということは大変なことであり、誇るべきことです。なぜなら、10年以上存続している企業は同時期に始めて会社の総数の10%にも満たないと言われているからです。たとえば、1990年に創業した会社が1000社あるとして、10年後つまり2000年まで生き残った会社は約100社ということになります。
確かに、会社を設立してから16年というのは大変なことだと思います。16年の間には様々な困難があったかと思いますが、以前伺ったお話ですと社長は某商社を退職され、独立をされた時に、非常に大変なご苦労をされたということなのですが・・・。
今考えますと、私の起業は大変な回り道の末たどり着きました。
その「回り道」とは具体的にどんなことなのですか?
それは、事業が軌道に乗るまでとにかく時間とお金がかかったということです。特に、まずはお客様を獲得しなくてはならないと思い、外回りの営業をがむしゃらにしました。大した計画もなくがむしゃらな営業では、どんなに靴底を擦り減らしても、取れる新規のお客様はどんなに多くても1日10件。つまり自分が出会った人数しか自己PRができなかったことを意味しています。そしてクタクタになって事務所に戻れば、待っているのは伝票整理や納品の山。こんな事業の進め方では、当然時間もお金もかかってしまいます。決して効率的なやり方ではありませんでした。
ご存知の通り、伝票整理や納品などの事務仕事は、効率の問題はありますがどうしても時間がかかってしまいます。ということは何とかして外回りにかける時間を短縮しなくてはなりませんが、起業したての時は例外を除いては皆さん圧倒的に認知度が低い状態にあるはずです。その状態ではいくら外回りをがんばったところで、売り込み先からしてみれば「わけの分からないやつが来た」としか思ってもらえず、下手をすれば門前払いも少なくないでしょう。つまり、社長のような起業家が一番最初にしなくてはならないことは「認知度を上げる」ことなのです。認知度を上げることで売り込み先の信用を勝ち取ることが出来れば、新規顧客の開拓にかかる労力は劇的に減少するでしょう。
起業をするということは、会社という後ろ盾なしでビジネスをしていくわけですから、おっしゃるとおり個人の認知度が全てといっても過言ではないと思われます。そうしますと、その認知度を上げるための要因が自己ブランドなのでしょうか?
まさにその通りです。自己ブランドを確立することは認知度を高めることと同義であり、自己ブランドを確立することで、その個人の認知度は飛躍的に向上するのです。
そうですね。この度弊社で出版した「“自己ブランド”をマスターして成功する方法 自己ブランディングマニュアル」では自己ブランドを確立することによる様々な具体的効果が記載されていますが、やはりその中でも最も大きな効果が、認知度の向上なのです。なぜなら、認知度は時としてその人の能力よりも重要視されることもあるからです。
そういった意味で、社長は能力もさることながら、自己ブランドを確立したことが事業の成功と存続の大きな要因であると言えますね。
その通りだと思います。わたしは自分がこの方法にたどり着くまで20年近くもかかってしまいました。でもこの体系化された自己ブランド確立方法なら、半年いや早い人なら数ヶ月でこの方法をマスターして起業を成功させることでしょう。今私はこの自分の経験を、多くの起業を考えている方、また独立をしたいけどなかなかうまく事業が回らない方などに広く伝えていきたいと考えています。自己ブランドを確立すれば、私のように回り道せずに成功をつかめるはずです。
本日はお二人とも本当にありがとうございました。